ダンベル試験片の入手方法は、主に3通りあります。
- 販売サイトで購入する
- 製作を受託している企業へ依頼する
- 専用機を用いて社内で内製する
それぞれ具体的に説明いたします。
1.販売サイトで購入する
もっとも一般的で手軽に利用できるのは、試験片・テストピースの販売サイトで購入する方法です。
一般的な材料やグレードの樹脂であれば、小ロットから入手可能です。
オンラインショップからの購入に加えて、追加加工、表面加工などができるショップもあります。
手軽な反面、在庫によって納入までの期間が大きく変わることもあります。
在庫状況、送料、支払い方法、返品時の対応などを事前に確認しておく必要があります。
2.製作を受託している企業へ依頼する
特殊な材料やグレードの樹脂、納期や数量等によっては、試験片・テストピースを製作している企業に依頼する方法もあります。
販売サイトに比べコストがかかるのが一般的ですが、その分自社のニーズに合わせたものを入手可能です。
3.専用機を用いて社内で内製する
欲しい時に欲しい数だけすぐに必要な場合、また、自社開発の樹脂等、あまり外部に情報を出したくない場合、試験片を作製可能な専用機を使用する方法もあります。
機材によっては対応可能な樹脂がかなり限られる場合もありますが、条件に合致するものであれば、前述のように欲しい時に欲しい数だけすぐに作製することが可能になります。
専用機購入のコストはかかりますが、前述のように秘匿性が重要なケースやまとまった数量をコンスタントに必要とされるケースであれば、特に有効な方法です。
弊社の卓上作製機でダンベル試験片を内製する
弊社の卓上型作製機は、そうしたダンベル試験片を自社で内製したいという企業様が実際に導入されています。
対応樹脂は以下のように汎用樹脂からスーパーエンプラ、エコプラスチックまで幅広く、ダンベル試験片はもちろんのこと、ダンベル試験片以外の形状のものを作製することも可能です。
スーパーエンプラ | PEEK、PPS(長繊維)、PPSU、PES、PSU、LCP |
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エンプラ | RENY、PA6、PA46、PA66、PA9T(長繊維)、POM、PC、PET、PBT、COP |
汎用樹脂 | PP、ABS、PS、PC/ABS、PE、PMMA |
その他の樹脂 | TPE(熱可塑性エラストマー)、TPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)、各種GFRTP、各種CFRTP、プラマグ、CIM |
エコプラスチック | CNF樹脂、バイオプラスチック、再生樹脂 |
射出速度は15mm/secが最高値になります。各樹脂での試験片作製の成形条件については弊社卓上作製機の最適な射出速度で製作しますが、規格サイズでの作製が可能です。
また、小形角板タイプD1(厚さ1mm)については作製できる樹脂が限定される場合があります。
弊社の卓上作製機でダンベル試験片を内製するメリット
- 必要な時に必要な量だけ作製できる
- 規格準拠の安定した品質のダンベル試験片を作製できる
- 少量の樹脂から無駄を抑えて作製できる
- 汎用樹脂~スーパーエンプラ、エコプラスチックまで作製できる
- 小型で家庭用100V電源使用なので、場所を選ばず卓上で作製できる
- 金型の小型化により、金型作製・保管・メンテナンスの手間やコストを抑えることができる
- 70ccまで吐出でき、ダンベル試験片以外の大小様々な形状を作製することが可能